太っているのに中性脂肪が基準値なのはなぜ?

健康コラム

「体重が多めなのに、中性脂肪の値は正常だった!」
「見た目はぽっちゃりしているのに、健康診断で異常なしってどういうこと?」

実は、太っている=必ずしも中性脂肪が高いとは限らないんです。
その理由を解説していきます!


1. そもそも中性脂肪とは?

中性脂肪(トリグリセリド:TG)は、血液中に流れる脂肪の一種で、エネルギー源として使われます。

基準値:50~149mg/dL(空腹時血液検査の場合)
150mg/dL以上で「中性脂肪が高い」と診断される

高すぎると…

  • 動脈硬化や心筋梗塞のリスクが上がる
  • 肝臓に脂肪がたまり、脂肪肝になる

ただし、中性脂肪の値は「体脂肪率」とは別なので、「太っている=中性脂肪が高い」とは限りません。


2. 太っているのに中性脂肪が基準値の理由

① 皮下脂肪が多く、内臓脂肪が少ない

💡 皮下脂肪と内臓脂肪の違い
皮下脂肪 → 皮膚の下につく脂肪(下半身につきやすい)
内臓脂肪 → 腹部の内臓の周りにつく脂肪(中性脂肪に影響しやすい)

中性脂肪が高くなるのは「内臓脂肪」が多い人!
つまり、下半身太りや皮下脂肪型肥満の人は、体重が多くても中性脂肪が高くないことがあるんです。


② 食事のバランスが良い

中性脂肪は食事の影響を受けやすい!
特に、糖質・脂質の摂取量が多いと上がるため、以下のような食生活だと太っていても中性脂肪が基準値のままのことがあります。

脂っこい食べ物をあまり食べない(揚げ物やジャンクフードが少ない)
炭水化物の摂取が控えめ(白米・パン・麺類を食べすぎていない)
魚や野菜をよく食べる(DHA・EPAが中性脂肪を下げる)

つまり、「摂取カロリーが多くて太っているけど、食事の質が比較的良い」人は、中性脂肪が高くならない場合があるんです。


③ 運動習慣がある(意外と動いている)

中性脂肪は、運動によって消費されるため、太っていても活動量が多いと基準値内に収まることがあります。

通勤・仕事で歩く距離が長い
家事や育児で体をよく動かす
週に数回、運動する習慣がある

「太っているけど、意外とよく動く人」は、エネルギー消費がある程度できているため、中性脂肪が高くならないんですね。


④ 遺伝的な要因(体質の影響)

人によって、中性脂肪の分解や蓄積しやすさに個人差があります。

太っていても、中性脂肪をうまく代謝できる体質の人
逆に、痩せていても中性脂肪が高くなりやすい体質の人もいる

遺伝や体質によって、太っていても血液中の中性脂肪が低めに維持される場合があるんです。


3. 「太っているけど中性脂肪が正常」なら問題ない?

✅ 中性脂肪が基準値なら「動脈硬化リスクは低め」だけど…
太りすぎ(特にBMI25以上)は健康リスクが高い!

たとえ中性脂肪が基準値でも、肥満自体が「糖尿病・高血圧・脂肪肝」などのリスクを高めるので、適正体重を目指すのがベスト!

💡 こんな場合は要注意!
🔹 ウエストサイズ(おへそ周り)が基準値オーバー(男性85cm以上 / 女性90cm以上)
🔹 肝機能(ALT・AST・γ-GTP)が高い(脂肪肝の可能性あり)
🔹 血糖値やコレステロール値が高め(将来的にメタボリスク)


4. まとめ:中性脂肪が正常でも「隠れ肥満」かも?

皮下脂肪が多く、内臓脂肪が少ない人は中性脂肪が高くならない
食事のバランスが良ければ、太っていても中性脂肪は上がりにくい
運動習慣があれば、エネルギー消費で中性脂肪が増えないことも
遺伝的に中性脂肪が上がりにくい人もいる

でも、肥満自体が健康リスクを高めるので、適正体重を目指すことが大切!

💡 **「太っているけど中性脂肪が正常」な人も、運動や食事改善を意識して、健康的に痩せるのがおすすめ!**💪✨

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